お知らせ
9.92021
ベラルーシの科学アカデミーIRBの論文などの投稿を始めます
公開しようかどうしようか…いつも迷いつつ。
多くのみなさまのボランティアで翻訳された貴重な情報です。
それはまだ日本で事故が起こっておらず、チェルノブイリの子どもたちを助けるためのみなさまのご尽力でした。
なぜ悩むかというと、ベラルーシの独裁政権下、関係者に何があるかわからないから…。
なんでもダイジョウブ、といってる日本の事故対策にはめまいがしそうですが、旧ソ連では当時の科学的にできることはすべてやったと思います。
特に、強制移住の判断は大きな傷みを伴いましたが、高汚染地帯に住む住民と、生まれてくるだろう未来の命を救ったと言えると思います。
すべて土壌汚染をBqで計測しつくして、そこから政策を立てていきました。
「チェルノブイリ原子力発電所爆発の生態系上の影響概論」を読めば、いかに彼らが科学的であったかわかると思います。
がれきにガイガーあてて、安全だから日本中にばらまけ!というのはかなり危険な素人考え。
1994年は、旧ソ連が崩壊し、ベラルーシ共和国が独立して3年目。ほんの少しだけ言論の自由があった期間です。
科学者たちも市民活動家も、海外の救援を仰ぐために、内情を出していたときです。
この年、ルカシェンコ政権が誕生し、次第に事故の情報が海外に出ないようにされていきました。
空間線量だけで、何かを語る日本の、それは科学といえるのかどうか。
改めて、翻訳にご尽力くださったみなさまに感謝を捧げます。
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