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原爆投下から75年「黒い雨裁判の勝利」

2015年、世界中の被ばく者が集まっての市民の会議が広島で開催されました。

原発や原爆は、ウランを掘り出すところから、被ばくが始まっています。そこは上流問題。

そして原発運転時は中流、高レベル核廃棄物は下流問題と川の流れに例えられることがあります。

ですので、上流問題は、ウランの採掘してる地域、なぜかそこには先住民族が住んでいて、オーストラリア、アメリカ、インドなどで被害が起こっています。

原発事故は、フクシマ、チェルノブイリ、他にも、核事故が起きています。原爆はもちろん、ヒロシマナガサキ。マーシャル諸島などでの核実験による第五福竜丸をはじめとする被ばくもあります。

なかなか認められることもないですが、イラクなどの中東で使用されたといわれてる劣化ウラン弾の被害の問題も。

そういう被害の当事者や支援団体が集まれば、だいたい同じような被害が見えてくると思います。

ところが…

日本の放射能問題だけ、遺伝の問題が出ない。広島の平和公園にある資料館には「先天性の問題はないけれども今後も注意深くみていく」という話になります。

それで、私は質問の時間に、「チェルノブイリでは子どもへの影響がとても問題になった。どうしてヒロシマナガサキには先天性異常の問題が起きてないと思いますか?」会場中、シーンとしてしまった。

としたとき、日本人が答えられないのなら…ということで、当時韓国から徴用されてつれてこられた人たちが広島で被ばくさせられて帰国後、韓国の被ばく二世について聞き取り調査したら…というような発現をしてくださいました。

そして、日本人の方が重い口を開き、「差別がひどいんですよ。だから私たち【黒い雨裁判】をたちあげても、差別された困るって恐れてる…」というような発現がありました。

被害があるのに、日本は公的にはないとされ、それにあらがったものが差別されてつぶされる。

そういう体質で、原爆投下から75年やってきた。

しかし、7月30日、「黒い雨裁判、全面勝訴」被ばく者手帳を認める!という判決がでました。

これは75年の歴史を塗り替える、ほどの判決だったのです。

「黒い雨?」

このヒロシマナガサキの被ばく者認定用の壮大な「科学の衣を着た政治的作り話」によって75年という時間を失ってきました。

ザックリいうと、A:原爆投下の被害者は、爆心地2km以内。それ以外では、被ばく…と認めがたい…。(以下、被ばく者認定裁判で争われる。その一つに「黒い雨裁判」)

そんなバナナな話が、あけてびっくり玉手箱のヒロシマナガサキの被ばく認定の話ですよ。

そこでつくられたオバカ話のもう一つ、B:「100ミリシーベルトまで被ばくしないとガンは増加しない」

しかし、このAとBは、原爆投下後、日本にやってきたアメリカが陣頭指揮をとって、武器としての原爆の殺傷能力についての調査ですので、極秘状態で行われ、アメリカの意に介さない調査をしてる医師たちは脅されてやめていったのです。

つまり、それは科学的な装いをしていますが、科学なのかしら?

科学って再現性あってはじめて、さすが!やっぱりその通り!っていうもんでしょう?

すべてを一部の人たちだけが知ってて、その数字おかしいだろ?って、何十年もかけて、嘘を暴くために裁判をし続ける…。

それ政治ですよね。

そもそも!

「被ばく者手帳」という悪しき発想です。悪魔の心です。その手帳で被ばく者かそうじゃないかと分断して、国民を支配する。人の不幸につけ込む発想です。

A:原爆投下したとき広島や長崎にいた

B:親戚や仕事で投下後に広島や長崎に、入り市した

C:その周辺住民

D:A、B、Cの子ども

としてザックリ登録制にすべきでした。

チェルノブイリは、

A:どのときに

B:どのぐらいの汚染地帯に住んでたか

C:移住者

D:除染作業者など

D:A~Dの子どもたち

で、登録制です。

さて、話はそれましたが、「黒い雨裁判」の何がすごいかというと、「爆心地2km以内、被ばく者認定」という粗末な科学の時代を終えて、広範囲の被ばくの可能性を認めたことです。

小雨であっても、黒いしずくは川の中に入り、その水を飲み、あるいは食べ物に入り、体内に入った。

その内部被ばくをようやく認める日が来ました。

肥田舜太郞先生がご存命だったらどんなに喜ばれたことでしょう。

しかし、まだまだ、控訴もありえますから。

どうか国は控訴をあきらめてほしい。

もう75年、嘘で日本国民をごまかし続けてきたでしょう?

もういいんじゃないんですか?

さて、話は、ちょっと「差別」の話なんですが。

これがほんとうに、日本の場合は、あくどいのです。

被ばくした人たちのところにいって、「症状とか言わない方がいいよ、差別されるから。」といって口封じをして歩いたそうです。

しかしながら、人々の体験として、あっという間に家族が次つぎとなくなったり、昨日まで元気だった人が急に亡くなったり病気になったり、生まれてきた子どもが死産だったり、いろいろなことが起こるわけですよね。

それは人の口に戸は立てられぬ、で、みなが知ってることでした。だから、「言ったら差別される」と恐れたんだと思います。

日本人は島国ですから、逃げるといっても限られてるんですね。

なので、そこで闘うしかないから…。

でも、もうこういうことを辞めさせるにはどうしたらいいのかなぁ。

罰則を厳しくする?

それでも性格の悪い人もいますからね。

結婚もできない、就職もできない、病気で働けない…って、差別や実害がでたら、国が金銭補償すべきだと思います。

だって、自分で被ばくはできないんだから。

ウラン盗掘にいって、被ばくしたわけじゃない。

国の方針がまちがってて、原爆投下されたわけだから、アメリカとともに、あらゆる種類の被害をうけた人たちに、十分な金銭補償をしたらいいと思います。

あの当時、女性が結婚もできない就職もできないとなれば、医療費も払えず、生活困難だったはずです。

国が住宅を提供し、身体を養生しながら、生活の心配をせずに暮らしていける生活保証をしてくればよかった。

その人が豊かに暮らせば差別は減っていきますから。

考えなしの意地悪な人につかまらなくてよくなりますよね。

フクシマの事故のあと、差別があるからと、小児甲状腺がんの手術も隠すように医師から言われたといいますが、差別されたら、国が慰謝料を支払うべきだと思いますよ。

それで、いちいち裁判など受けずとも、事実関係証明できたら、補償をサクサクしてもらうシステムつくったらいいし、被ばく年金も創設してほしい。

だって国民は国民が幸せになるために税金払っててそのお金で国民が幸せになったらいいと思います。

国会議員や国家公務員の給料や年金を破格の待遇にするぐらいなら、被ばくさせられた人を守るために税金をつかってほしいな。

 

 

 

 

 

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