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6.102019
公務員が亡国の階段を降りるしかないのでは?
二人の老人がいます。
ひとりは、公務員で、ひとりは、小さな企業で働いてきました。まあ商店でもいいでしょう。ボーナスもないようなところでもまあ、まじめに勤め上げ、国から言われた金額は年金として収めてきました。
それで、年金が、公務員は一ヶ月約20万円(2階建てですから)
(高級官僚:いわゆる国家公務員で、天下りのワタリしてる人は、退職金でどのくらい裕福になるのかわかりません)
一般国民のほうは、一ヶ月6万円切る時代です。
年金とはいえ、後期高齢者医療制度や所得税は引かれますからね。公務員だった人は確かにそこから収める金額は違うでしょう。
しかし、この格差は、何を意味するか考えたことありますか?
昨今、麻生財務大臣がおっしゃったように、老後2000万円の貯金足りないぞ、という警告は、将来のことではなくて、リアル、現在のことなんです。
実感としては夫婦二人で‥2000万円ではなく、ひとり2000万円で、果たしてそれで本当に足りるのかしら?
つまり、脳梗塞で倒れました、認知症になりました、老人施設に入りたいと思っても、一ヶ月平均12~16万円(最低でも)かかるでしょう。
つまり、たんなる平の国民だった人は、年金で施設に入れないのです。
公務員だった人は、「おひとりさま」でもかろうじて、施設に入れます。
しかも、退職金で貯金もできたはずです。
ええええ?????
小泉政権あたりのときは、年金は100年安心、今思えば、よくわからない安心でした。
おそらく国会議員(与野党含め)はよくわかっていなかったのでしょう。
たぶん、わかっていたのは国家公務員の年金部門の方々だったんでしょう。
同じ日本国民で、公務員だった人の老後は安心ということになります。
え?え?
先に、平の国民の年金と老人福祉政策をちゃんとスべきと違いますか?
つまり、どこかで何かの計画が抜け落ちたんだと思います。
少し前まで、芸能人だった人とかお金持ち老人が入る老人ホームのドラマが、流されていたようですが。
本来、国の責任は、国の年金で、平の国民が利用できる老人ホームや施設を用意してくるべきだったんです。
なぜ、老老介護で心中、自殺、あるいは、親の面倒をみるために子どもが仕事をやめるのか‥などなど。
実際に問題はもう起こっていました。
この問題に、与野党の国会議員は、どこ吹く風で、憲法が~オリンピックが~とかそんなです。
いやいや、まじめに国を信じてなけなしの年金納めてきた人たちは、いったい自分がいくらもえるか?
なんて聞いたことも考えこともなく、ただ、年金で生活できる‥はず、っていうか100年安心(100歳まで安心だと普通は思うよなぁ)。いまは100歳まで働けです。
それではこの問題をドウ解決するか‥。
つまり、問題はいくつかあるのですが、
1)公務員と国民の格差をなくす
2)年金を株に運用して赤字を出してるセクションに責任(実質的な穴埋めをさせる)
3)年金で入居できる老人ホームをガンガン建てる、
4)現在のケアホームに助成金を出す
5)介護職員の給料・待遇を公務員並にする
1と5は矛盾んしていますが、現実いそがないといけないのです。
まず、1については公務員たちは、激怒すると思います。
代々公務員という家系もいるでしょう。さまざまな職種プロフェッショナルが束になって、「自分たちは平の国民より頭がよいから」と言うでしょう。
しかし、こんなふうに平の国民が、老後を過ごせないように切り捨てた国造りをしてきた「責任をとるべき」なんです。
って、私達の税金から、公務員を養ってきたのに、雇い主より雇われてる人のほうが恵まれた生活って、どこかがおかしいんですね。
日本という国の上に、「すねかじり国」ができています。
この現状認識を、平の国民も公務員もできるか‥ってことじゃないでしょうか?
もうあなたたちに、何千万円も退職金は払えないんですよ。
ぶざけんな!を怒り出しそうですが、怒りたいのは国民のほうです。
まず霞が関が「最低賃金」で働くべきです。
なぜなら、こんなポンコツ国にしたのは、霞が関なんですから。もちろん永田町も。
誰の目から見ても、霞が関の日本行政より、介護職員のほうが働いてるのです。身を粉にして。むしろ、そうした人たちの無策の責任を介護職員が肩代わりしてるようなおかしな状態です。
国民の税金で暮らしてる人たちが、先日の殺人事務次官の豪邸をみてもわかるように、あのような暮らしぶりは、倫理にもとるといえるでしょう。
介護ができなくて利根川で身を投げた親子心中は誰のせい?政治のせいです。
年金制度はこのままでは、崩壊すると聞いたのは、30年以上前で、まさか本当に対策打たなかったのか‥。
しかし‥問題は今のわかものが年金を収めることも、金銭的にも精神的にもかなりキツイだろうと思います。
この経済状態では。彼らは奨学金も返さないといけないし。
これじゃ、年金は「これまでよく働いてこられましたね、お疲れ様。老後はゆったり暮らしてくださいね」
というものではなく
「日本に住むショバ代」として徴集され、公務員たちの必要経費に回されていくだけです。
資本主義社会は、フェアではないのです。
よういドン!でスタートラインが同じではない経済システムです。
つまり、生まれた家の経済状態が良ければ、その人達のスタートラインが、100メートル先に用意されてる。
それが今は1000メートル先だったとわかった。老人が多くなりゴールが見えてきたとき。
この問題は、与野党の国会議員、両方にあると思いますね。
消えた年金問題、のときに、なぜ気づかなかった?
知ってたんだと思いますよ。
だって公務員の年金は絶対に消えるわけがないんですから。
年金を株に運用してすってんてんになったとか、そういう言い訳はいらないから、「責任取れ」ばいいんです。
そんな業務をしてた人たちの年金が高額ですからセクション全員の年金と退職金を補填すればいいじゃないですか?
つまり公務員全体の国民に対する不道徳の結果の、この日本です。
組合つくって自分たちの権利保証だけは熱心にやってきたみたいです。
そういう法律をつくれば、そんな愚かなことは防止できると思います。
とうか、今すぐすべきだし、公務員に約束された年金も、もしかしたら、減らされるかも‥。
まあ、それは選挙のあとなんでしょうが。
こんな状態で、誰がお金を無駄遣いするでしょうか?
今日から無駄遣いをさけて、老後のために貯金しまくるのが日本人じゃないですか?
そもそも少ない収入からどうやって?
そうして、消費が冷え切って、それで、消費税をあげるしかないという話になっていくのですが。
なんだかなぁ。
飲食店からまずつぶれていくんではないでしょうか?
旧ソ連って怖い国でしたよ。
国の悪口を言えば、次の日はいなくなってた、ってみんな恐怖の思い出として語ってました。
言論の自由も移動の自由もなかったですからね。
そういう国でも、格差だけはないように‥という建前は守られていたように思います。
老後の福祉にこんなに格差があっていいのかな?
これで戦争になって、朝昼晩、配給はさつまいも一本ずつ、コメのご飯は一日一回(あればいいほう。これは昔どこかの省庁が日本の食料自給率だけで食事すると‥みたいな計算したことあります。)で、道端の草をつんできてニコニコ料理(「この世界の片隅に」参照)。
貯金で国債買え!とか。
これって、悪夢物語ですね。
この状態で、公務員と国会議員の給料だけはあがっていくんです。
ええええ?
与野党の全員の国会議員は辞職すべきだと思いますよ。
だましてきたんですから。
野党は知らんかった~ではすみませんよ。そういうことを率先して気がつくべきだったんですから。
でも‥いちばん最悪なのはマスコミですね。
マスコミが倫理観を失ってもうどのくらい立つんでしょうか?
それぞれの職業の人達がプロ意識を発揮したらこうはならなかったと思います。
日本の年金で、生活の安いアジアに出ていって、若い女性を囲って生きてる最低の老人たち。
円も弱くなってそろそろ帰国の準備にはいってることでしょうか?
こんなことを書いてたら夢も希望もないですね。
どうしてこんなことになっちゃった?
・自分のことさえ良ければいい
・学歴にとらわれて人間をみなくなった
・金満主義(金のことでしか価値判断できない)
最後にもう一つの解決策として、すべての国民が公務員になるべきときじゃないですか?
今は公務員でも、パートみたいな人が増えてるみたいですが。
何をばかなことを?
そうでしょうか?
介護職員と原発事故作業員は、一番先に国家公務員待遇にすべきだと思うんですがね。
天下りもやめて公務員の定年ももっと早く退職するようにしたらいいと思いますよ。
事務次官までやっても家族は冷え切って虐待殺人なんて、哀れな人生です。
みんなで仕事をシェアして、誰かひとりだけ、すんごい収入を得る、っておかしいですよ。
何がおかしいって「派遣」。これピンはねですからね。
まあ、言い出したらキリがないですが、確かに貧しかったとはいえ旧ソ連は全員公務員だったから、保育園も完備だったし、育休は3年ありましたし。
今のベラルーシでは二人子どもうめば、新しいアパートもらえる場合もあるとか。
大学の学費は無料だし、いいことづくめです。
どこかの階層の人だけがいい思いをする不公平な競争は嫌だと思ったら、新しい社会を想像してみましょうよ。
階段の下から「待遇よくしてくれよ~」と公務員をうらやましくおもうひがみ根性は情けない。
もうその階段を支えるのは辞めて、みんなが楽しく安心して老後を迎えられる階段をつくったらいいんです。
公僕のみなさん、頭がいいんだから、みんなの幸せ考えてくださいね。
なんのために国があるのかしら?
弱い人達を守るためでしょう?
お子さん、老人、身体に不自由があるとか、お一人さま(ひとりで老後までやれると思ってると本気で思ってるなら、あきれる)そういう人たちのために、国があるのでは?
ドイツでは自宅で家族が老人のお世話をされたら二十数万円でるでそうです。
日本はそのお金どこいっちゃったのかしら~。
原発産業とか、トンネル工事とか、もう辞めてほしいなぁ。そこに税金が回っていくのがもったいない。
戦争なんてする国力、日本には残ってないんですよね~。
何はさておき、次世代を大事にした、旧ソ連崩壊後のベラルーシやロシア、ウクライナの努力を今、心から尊敬しますね。V字回復してきてるのは、30年前の人達が、自分たちを犠牲にしても次世代を守ったからなんでしょう。