BLOG
6.222016
夏の保養受付中 その1 毒素?の見える化
福島原発事故は、チェルノブイリ原発事故と被ばくの条件が大きく違っています。
1)事故のあと、長期間、空間線量が高かった。
チェルノブイリは消火は10日で終了。1ヶ月で空間線量が下がり、土壌汚染の問題になった。
2)居住空間の基準値が日本のほうは高い。実質上、どのような汚染地域でも居住可能。
チェルノブイリでは年間総被ばく量1ミリ未満でも子どもたちは保養やサナトリウムに出なければいけませんでした。
そのため、当団体では、まったく同じような保養では、効果が得れるのかどうか、と考えております。
1992年に保養運動を始めたときも、実際にどうしたら子どもたちの健康にいいのか、まったくわからず、手探りの状態から始まった保養でした。
しかし、ベラルーシの科学アカデミーからの要請としては、新鮮なビタミンやミネラルいっぱいの野菜や果物をたくさん食べさせてほしい、これらの栄養は遺伝子を修復するときに必要な栄養素であり、それらが欠乏すると、トラブルが起こる‥からと言われました。
コカ・コーラや人工的なものをなるべくさけて、新鮮な空気や水、食べ物、思い切り駆けまわることのできる大地、海。
そこでの1ヶ月で元気になると、私達は無邪気に考えておりました。
あまり、深く考えておらず、ただ、子どもたちとの楽しい一ヶ月が、子どもに元気をもたらすのだと。
走り回ることで呼吸が促され、肺も活動して、血液のめぐりがよくなるのだと。
もちろん、気持ちもリフレッシュする。殺伐とした汚染地域の家庭環境から解放されてほしいと思っていました。
その過程で微生物資材飲料に出会い、現地の許可をもらって子どもたちに日本に滞在中に飲んでもらっていたことも、それもチャレンジ、なんでもいいことはやってみよう!という精神です。
なにせ、子どもたちは、抵抗力が落ちて、「チェルノブイリ・エイズ」と呼ばれる免疫不全になっていました。
野菜をはじめとする天然の抗酸化物質が必要だという表現は随分あとから学習しました。
薬出直すことができないけれど、1ヶ月の転地療養で良くなる。
もしも、保養にでないで、免疫不全が悪化したら‥‥?
恐ろしいことですね。
さて、私たちは、現在、さまざまなチャレンジを通して少しでも、健康を取り戻すためのサバイバルとして保養を位置づけています。
チェルノブイリのときは、「病気の予防・体力回復」が大きな目標でしたが、フクシマの場合は、事故が収束していませんので、「サバイバル」精神が必要だと思います。くよくよしてる暇があったら、自分たちの健康のために、なんでもいいこと探しましょう。
「小さき声のカノン」という映画で紹介させていただいたように、私達の保養では、4日間発酵させた玄米を使用しています。
(すべて手動だきです)発酵させるので、IHなどはつかいたくありません。
おかずは‥?
信頼できる動物性食品が、手に入った時だけ使用するスタンスです。
白米ならダメなの?酵素玄米じゃないといけないの?
いいえ。
けれど、日本のよくある定食スタイルでは、消化酵素を補うことが難しいでしょう。
胃腸が弱ってきている。
肉や魚を食するときにどれほどの野菜や発酵食品をおぎなっていけば、被ばくした細胞に活力を与えるように栄養を分解できるのか‥。
酵素玄米を発酵させるのは手間がかかりますが、
白米にすると、微量栄養素が足りないので、それを補うために、栄養をたくさんとるためにたくさんの食材が必要になります。
いざ、保養となると、野菜ひとつ、心配になります。
有機・無農薬というけれど、堆肥に何をつかってるか‥。堆肥は完全に発酵してるか‥。
などなど。
今や、日本の農家さんは、ラウンドアップやグリサポートなどの劇薬を使っていて、日本のいちごから台湾の何十倍もの農薬が検出されたというニュースをみました。
しかし、肉親がつくってる、近所の家庭菜園から知人から頂いた野菜でも、それらを使ってる可能性があります。
それらは3ヶ月で分解されて出荷のときにはなくなる‥という楽天的な言葉がつらねられているため、ホームセンターでも普通に除草剤として売られているのです。
そういうものを食べて、体内に入りこんで元気になれるでしょうか?
気がつかない間に、日本の食がまさかの悪化です。
さて、以下に現代医学で否定されることを書きます。
非科学的だと思って読んでくださいね~。
すべての正しい分析もできません。
赤いのは中国医学の施術を受けています。
1)関東の子(2011年時は、小学生) 保養期間 H27年3月26日~4月3日
甲状腺のところの映像だけ、切り取っています。
体調が悪く、胃腸の病気で手術が必要になり、体力をつけるために、たった1週間ですが保養しました。
食事は酵素玄米と野菜中心。ときどき安全な卵。微生物由来飲料。
便秘を治すこと。が目標。
しかし、中国医学家の指導により、夜ごはんを夕方5時前にすること。
それ以降になるなら食べない。
夜は7~8時に寝ること。
酵素風呂1回
実際に聞き取りしたところ、夕ごはんは8時くらいになり、眠るのも12時あるいは13時ということもあったという。
食事の時間、寝る時間を切り替えて、手術をしないですんでいるとのことです。
2)福島県の子
2枚の写真があります。
たった4日間で、首から方にかけての赤みがとれたのがわかると思います。
そもそも、この赤味はなんなのだ‥といえば、「毒素」だと表現されるものが、表皮に浮き上がってきたものと考えています。
福島県でも中通りの数値の高いところに居住しておりましたので、母親が食べ物には相当気を使い、安全な地域のものだけ、無添加で、化学調味料などを使わずに調理していたとのこと。夏以外は、玄米を食べていたとのことです。
福島を離れて、皮膚のトラブルがあったので、酵素玄米と酵素風呂、陶板浴(事務所に設置)微生物由来飲料によって、4日間後の写真ですが、あっというまにクビの赤みが、付け根以外はすぐにとれました。
毒素が出やすく、排出されやすさは、事故前からの食事にあるのだと思います。
事故後は酵素ジュースを手作りしたものを摂取していたそうです。
3)福島県の子 その3(保養期間は27.12.26~28.1.9)
2011年は小学生高学年
福島県から転出して1年半が経過。
親の仕事が、半年間残業が続き、夜の食事が10時すぎに。
福島県から転出して、1ヶ月ほどたったとき、足の裏の皮が向けた。
(身体の不調の図は、福島県にいるとき)
食事は無農薬野菜中心、酵素玄米、つけものなど。
お菓子は禁止。微生物由来飲料。酵素風呂3回。
保養が終わって、身長が伸び始めている。
被ばくをすると、体内に、酸化物質、フリーラジカルができて、毒素ができる。
化学物質も私達の身体の中にはいっており、それが放射能と縁を結んだ時、どのようなパワーアップになるか想像もつきません。
今回の施術を、毒素をかきだす‥という表現を使えば、薬事法違反になるでしょうか?
そもそも、毒素などない‥という前提?
被ばくの後遺症はそのメカニズムがわからないことだらけです。
北海道の保養の場合は長期なので、3のお子さんと同じように、気になる体調があれば、参加させることを検討してみてくださいね。
松本市の浅間温泉のシャアハウスでは主に大人向けの保養になります。
(残念がら中国医学の施術はありませんが、他のことを考えています)
どちらの保養でもチラシに書いてあるとおり、「腸活」です。
便秘は万病のもとです。
★本日の図表や写真の転載はお断りします。
写真だけが一人歩きして、誤解されることも望みません。
しかし、言葉にすべて書けないこと、お伝えしたいこともある、そういう時期が来ていますのであえて紹介させていただきました。
一部分を切り取って、比較したもので、東洋医学に携わってるかたからみたら、説明も不満足だと思います。
たとえば、甲状腺のある前側でなく、後ろ側に反応が出てること、そして、背中全体に、ある種の調子の悪い部分の傾向が出てきます。
この施術の説明を私はできません。
回をおって、その色が薄くなったり、消えるのが早くなっていく。という体験者のお話。
甲状腺の部分だけが反応してるわけでもない。たとえば乳腺炎は全面にありますが、背中からみてその裏あたりのところに
色濃く出てくる。それが薄くなってくると、確かに乳腺炎も良くなっていく。
けれど、この療法と西洋医学をつなぐ橋が出てきてません。今の日本では。
どちらかを否定する視野しかないこと。
また、施術だけでなく、食事、酵素風呂をはじめとする温熱、微生物飲料などをはじめとする抗酸化物質や酵素の摂取。
いっぺんにすることで、短期間の反応がでます。
けれど、それですべて終わりじゃない。全身のもんだいですから、良くなった状態を安定させるにはやはり大人は4ヶ月が必要だと言われています。
希望をすてず、みなさんが道を開いてくださることを祈ります。
★チラシにあるように、福島県のかたのお子さんの交通費補助、収入が400万円以下‥と書いてあります。
1)これは関東の人は対象になるの?ならないの?
差別してるわけではありません。
福島県の人のために‥という募金をいただいたので、使用させてもらうからです。
2)収入によって、受けられる援助が違うの?
というご質問には、募金ですので、私達スタッフより収入のある方への資金援助は、かけはしはできない、という方針を持っています。(チェルノブイリのときから、お金持ちや親の職業が特権階級など、は親が自分で負担するべきというスタンスです)
もちろん、官僚的な区切りはしませんし、個々の事情を鑑みさせていただきますが、
長く続けるために、嫌な思いやトラブルを避けたい‥と説明させていただきます。
もちろん、被ばくする子はお金持ちや貧しい子、どの子もみんな同じです。
しかし、私たちはボランティア団体のために、対象の家族を自力では苦しい家族というふうに考えさせていただいております。
すべての子に同じサービスをするのは、公共の福祉・政治の責任です。
3)松本市浅間シェアハウス
ご自分で体調をあげるにはどうしたらいいか、毎日の生活の中で、実践できることをお伝えできると思います。
温泉街ですし、短期間ですので、単独で保養し、趣旨を理解できる中学生・高校生、大人を対象に考えています(遊びなどのプログラムはありません)
4)北海道の保養
長期間ですし、母親も体調を整えたい、あるいは体調が心配なお子様、ご相談くださいませ。(交通のルートや施術を受けたい場合などご相談したほうがいいと思います。)
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (1)
今日は!
さて今、参院選と同日投票の鹿児島知事選が大接戦になっています。(最新の朝日・産経の情勢)
川内原発をあと30年は稼働と豪語の現職・伊藤氏と、安全再確認と一時停止を訴える元テレ朝コメンテーター三反園 訓(みたぞの さとし)候補の一騎打ちです。
当初は三つ巴の選挙と思われましたが、革新系の脱原発・平良候補が、みたぞの候補と合意。みたぞの候補に一本化し、現職を追い詰めています。
参院選と同時に、危険な川内原発推進派の現職にNOの審判を下す、注目の選挙ですね!