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4.272025
健康のために その5 西原式育児で改善された事例
セイダ式舌掃除、から始まり、口内のトラブルを解決することが、病気や健康のトラブルの改善につながる。西原克成先生の著作や理論をご紹介してきました。
それは
1) 冷え中毒(冷たいものは飲食しない。歯を磨くときでさえ40℃)
2) 口呼吸をやめる
3) 骨休め不足
が原因と指摘されておりました。
原因がわかれば、おのずと対処方法が見えてきます。
1) 身体を温める
2) 鼻呼吸に戻す
3) 8時間は身体を横たえ、上を向いて寝る(横向きに寝ると顔・身体がゆがむ)
では、報告された事例をご紹介してみたいと思います。
Ⅰ:てんかんと診断された5歳の男児
① )原因と思われること
・1歳半で刺身と生エビを食べ
・2歳半で、肉やホタテを食べ
・てんかん発作がしばしばあった。
② )指導
・口呼吸だったのでおしゃぶりを与えた
・アイスクリーム禁止
・飲料は40℃
・すべて植物性たんぱく質に
③ )結果
・10か月で完治
Ⅱ:腎炎の8歳の女子
① 原因と思われること
・アイスクリーム
・口呼吸
・大学病院から逃げてきたときの尿は醤油様
② 指導
・おしゃぶり
・お湯のみ
・抗生剤(西原先生はOリングで使用する抗生剤を選んでいました)
③ 結果
・3か月後に回復、完治
Ⅲ;小脳脊髄変性症(8歳、女児 動きがぎこちなく抗けいれん剤が出ていた)
① )原因と思われること
・アイスクリーム
・口呼吸
② )指導
・小脳にばい菌が入ったためなので、抗けいれん剤を中止
・おしゃぶり
・身体をあたためる
・抗生剤
③ )結果
・完治
Ⅳ:再生不良性貧血(小学6年生 女児)
① )原因と思われること
・口呼吸
・アイスクリーム
② )指導
・おしゃぶり
・温飲食
・ビヒズス因子
③ )結果
・完治
以上、母親額を学ぶ~「すくすく通信」vol.246(平成29ネン3月1日)日本学校図書(株)発行
写真は転載できませんが、子どもたちの顔がゆがんでおり、きゃしゃだった顎がしっかりした輪郭を持ってきて変化してるのは、よくわかります。
脳の病気として、とらまえてしまえば、治療法も違います。
同じような原因で認知症と診断されてしまってる方もいるのではないでしょうか?
ビールや冷たいものと刺身、歯周病など、大人の方が脳感染の危険は大きいように思います。
放射能問題にかかわってる当団体で、なぜ、口呼吸問題か?といえば、被ばくによって、抵抗力が落ちてしまいます。そうすると、普通の人がかかるような病気にかかっても重症になったり長引いたりする。
あるいは、病気の花束と言われるように、あちこちが体調悪くなります。
恐ろしい病名がついてしまう前に、抵抗力をあげたい、もどしたい、その時に、ほかに抵抗力を下げる原因があるのなら、取り除けるものは取り除きたいと思います。
西原先生が、通信で報告した部分は、一般のお母さんたちにわかりやすく、かいつまんで省略されてる部分もあるかと思います。
今回ご紹介させていただいた症例もかなり重症のお子様たちだと思います。
本当に、鼻呼吸、身体を温める、骨休めをすることで病気が良くなるのか?
離乳食を速めてしまうことで、腸内細菌が整ってない(赤ちゃんは大人とは違う腸である)ために、刺身などが持ってるさまざまなばい菌に対処できない、という指摘は衝撃的でした。
考えてみれば、お刺身には、わさび、やショウガ。お寿司にはわさびや酢が、毒消しとしてついてる。けれど、赤ちゃんはその毒消し使えないわけで。
先人たちがナマのものを食べて生き抜いてきた知恵は、豊かになると、その恩恵をお孫ちゃんやお子様についつい与えたくなってしまいますよね。
そういうどこでもおこる日常生活の中で、抵抗力が弱い子、アイスクリームと刺身がペアで続いたなど、ささまざまな条件が重なって、症状が出てしまうのであれば、その原因を排除すればいいわけですよね。
もちろん、その症状を産む原因は一つではないかもしれませんが、チャレンジしてみる価値はあると思います。
さて、わたくしごとで振り返ってみたいと思います。
私の子どもは今から35年ほど前にりますが、生後100日あたりで、アレルギーを発祥しました。母乳育児真っ最中で、西原先生がいうような早期入植もしていませんでしたし、もちろんアイスクリームなどは食べていません。結局、ステロイド剤は使用したくないので、「除去食」というもので、アレルギーの原因物質を抜いた食事を私がすることになりました。
抜いたものは、油類全部、甘いもの、鶏・豚・牛、最後は魚類、だしの鰹節やふりかけのちりめんじゃこまで。
朝昼晩、野菜の蒸したものや煮たもの連続になりました。
結局、西原理論で言えば、いったい何が原因だったのか?
先生の本に残酷な一言が書いていました。
それは…「腐った母乳」。
つまり、子どもが原因ではなく、母乳(そもそもそれは母親の血液)の質が最悪、腐敗物だと?
除去してるものを食べたあとの母乳を飲めば、子どもが苦しがりますから飲めない。
確かに母乳の質が悪いと保育園からも指摘されたことを思い出しました。
質を良くするために、緑色の野菜をもっと食べろ!と。
そうです。牛が食べてるものを!草~!!!
それが真っ赤な血になり、白い母乳になる、哺乳動物の命の循環の不思議。
あのとき、油を抜いて糖分を抜いて、青い野菜をせっせと食べて…たな。
(今、日本の野菜は危険ですのでできるだけ農薬のかかってないものを母親たちに優先してあげてほしいです)
今はそのときの緊張感もなく、過ごしていますが、私の血液ははたしてきれいなんだろうか?
お茶やコーヒーさえも飲めなかった。
アレルギーに見えていた…だけなのか?私の腸内細菌が汚染されて、それを飲んだ子どもが苦しがっていたのか。
「赤ちゃんの命のきまり」西原克成より引用
P105
「口呼吸」は、咽喉入口の扁桃リンパ輪の働きにまず大きな影響を与えますが、この白血球造血器がうまく機能しないと、その影響は小腸の扁桃にも及び、さらには全身にある白血球造血系にまで影響してきます。扁桃リンパ輪は、全身の免疫系の最前線であり、ここの感染こそが全身にまたがる免疫機構の疾患、いわゆる「免疫病」や「自己免疫疾患」と呼ばれている病気の引き金となるのです。したがって「口呼吸病」の概念は、第三に、全身の白血球造血系の機能不全による「自己免疫疾患」と密接にかかわった概念となります。
わたしが「免疫疾患」と考えてる病気にはつぎのものがあります。
器官名や組織名を書いて矢印で病名を記しましたが、これは口呼吸によって入ってくる無害な雑菌やウイルスでこれらの器官や組織が慢性の不顕性(はっきりしない)感染を起こしたときに、このような病気が発症するという意味です。
甲状腺⇒橋本病・甲状腺炎
唾液腺・涙腺⇒シェーグレン・ベーチェット病
内耳⇒耳鳴り・難聴・メニエール
胸腺⇒重症筋無力症
関節頭の白血球造血器⇒リューマチ・関節炎
骨髄造血巣⇒白血病・悪性貧血・血小板減少症
リンパ造血器⇒悪政リンパ腫・サルコイドーシス
膵臓⇒糖尿病・すい臓炎
大腸⇒潰瘍性大腸炎
消化管⇒クローン病
皮膚⇒皮疹・皮膚炎
皮下組織⇒膠原病・全身性エリトマトージス
脳神経系⇒扁桃痛・うつ病
胸脊髄・体壁神経系⇒精神分裂病
腸管内蔵神経系⇒パニックシンドローム
心臓・脳関係⇒心疾患・動静脈炎・レイノー・心筋症
手・足の掌蹠(しょうせき)⇒掌蹠膿疱症
腎・副腎⇒ネフローゼ・腎炎・インムノグロブリンA腎症
これらの病気と、口呼吸病とがなぜかかわるのか、とおもわれるかもしれません。わたしの考えでは、二つの腸管扁桃域(白血球造血器)で、ふつうなら弱毒性ないしは無害にすぎない常在菌の慢性的な感染症がひきおこされ、白血球が細菌やウイルスを抱えこんでしまうこと、 さらにこの白血球の慢性的感染が各種器官・組織に拡散していったとき、このような疾患が発症するのだと考えています。
「口呼吸」くらい大したことはないと考えていると、その恒常化がとんでもない病の元になっていることをぜひ知っておいていただきたいとおもいます。昔から風邪は万病の元といわれましたが、口呼吸はまさに慢性の風邪症状そのものを示します。口呼吸の習癖をやめ、しっかりとした鼻呼吸がおこなえるようにしておかなければなりません。
以上、むずかしめのことが知りたいかたのために引用させていただきました。
確かに、私は、口呼吸だとハッキリ自覚したのはコロナの騒ぎの前です。
それから口呼吸を治そうと取り組んでいますが、どこまで治ったのか…。まだわかりません。
しかし、2011年3月27日、私はチェルノブイリの救援をしてきた人と一緒に二人で、福島県のいわき市まで行きました。
そこで、探していた知人と会うことができました。
そして帰ってきて一か月後、私の首のつけねはゴルフボール大に腫れたんですね。ところが一緒にいった人は、そうならないのです。
のちに、甲状腺に結節ができましたが、まさに、口呼吸人間だったからこそ、そのような被害が早々に出たのではないか…と。振り返って思います。(半年ぐらいは咳が止まらず、ひどい目にあいました)
たった二日の滞在で、甲状腺がそのように腫れたのですから、子どもたちに影響がない、なんて話は信じません。
では、口呼吸でなければ放射能の被害をまぬがれることができるのか?
そんなことはないでしょう。
弱い臓器が先に被害を受ける、個人差だと思いますし、あらわれてくる症状も一つの原因だけとは限らないかもしれません。
鼻呼吸してる人は汚染された空気が鼻を攻撃されたわけですから、免疫機能が落ちることは簡単に想像できます。
とにかく、鼻呼吸・あたため(冷蔵庫中毒をやめる)・骨休め(8時間は上向いて寝る)
は、とても重要な健康づくりでもあると思います。
原因と対処法がわかれば、時間はかかっても、症状は軽くなります。
今日は西原先生のお子さんへの指導をご紹介させていただきましたが、大人なら三倍時間かかっても不思議はないかと思います。
鼻の奥の調子が悪いというかたは、鼻あらいも効果的です。ここの炎症も病巣感染で腎臓のトラブルにつながるそうです。
これからの季節は、花粉症がキツイというかたは鼻洗いをおすすめします。
痛くならない器具なども出てきてるようですので、トライしてみることをおすすめします。
かなり楽になるようです。
舌掃除、鼻洗いなど、アーユルヴェーダで推奨されてきた健康法ですね。
理屈はわからなくても、若いうちから、やっておいたら、違ったのにな…と思うことしばしばです。
高齢者ほどそっせんして、できる健康法に取り組むことは必要ですね。