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りんごの森

毎日、毎日、いろんなことがおこり、常識がどんどんひっくり返ることが多いですね。

何を信じて良いかわからない、どう行動して良いかわからない、激動の時代です。

しかし、どんな時代であっても、真実を消し去ることはできず、人類の歴史はその攻防のように思えます。

2011年3月11日の東電原発の4基の爆発により私たちの人生が変えられてしまいました。

日本の政治・経済状態もとても悪いですね。

小中学生の妊娠が、年間400件…。

(わかってるだけで…)

日本は、もともと、道徳のない不思議な国と、江戸時代の鎖国が終わったときに入ってきた外国人は思っていたらしいです。(外国では道徳教育に宗教を使いますから)

たとえば、

・人のものを盗んではいけない

・人を殺してはいけない

この二つは、永遠不変の道徳でもありますが、法律でも厳しく罰せられます。

・嘘をついてはいけない

・浮気してはならない、あるいは、淫らになるな

これは、生き方ですね。

もちろん、レイプは犯罪です。それをごまかすために、男性が「女性が良いと言ったから」=「合意があった」と言うわけです。

それは裁判で裁かれることにまで、今の日本はこぎつけることができません。

つまり、「何かがおかしいために、不起訴になってる」。ことが、伊藤詩織さんのレイプ事件でも、明らかになりました。

道徳…というのは、普段生活していてたら、なかなか、意識をしないものですが、原発事故のあと、

・弱いものイジメ(悪口、あるいは怒鳴りチラシ)

・権力者は法の支配を超越する

というもの蔓延しています。

嘘をつかない権力者はいないのか?

目に見えない道徳がいかに、社会にとって大切なことだったか。

嘘をつかない…というのを人生訓にするだけでも、相当大変です。

子育てをしていて、子どもから「だってお母さんあのとき、良いっていったじゃん、なんで今日はダメなの?」

などと言われようものなら、ダメなものはダメ、今日はダメとか、もう忙しいときに限って子どもが絡んでくるので

厳しい局面に追い込まれます。

そういうときは、ゴメン、嘘はつけない…と言うことをやり続けることでしか、親子の信頼は築けない。

そうやって十年、二十年つみあげても、たった一つの嘘で一瞬にして、信頼をなくすこともあるわけです。

ずっと綱渡りなんですね。

でも、真剣勝負…なんです。一瞬一瞬が。

それで、「うちのお母さんは嘘はつかないんだな」という、一つの生き方を子どもたちに見せられたと思います。

原発は怖い、死の灰怖い、これもまごうことなき自分の感情で、これをごまかして生きると、ウツになりますね。

一つだけじゃないでしょう?ごかましていくことは。

それで……道徳ってなんね?

生き方の羅針盤のようなものです。自由な社会であっても、いくらなんでもこれはやらないように自分は気をつける…。

って、子どもがお母さんの生き方を、常々チェックしてくるように、大人は社会や権力者のあり方をチェックしないといけなかったのだということを事故後とても反省しました。

だから学校で、教えて評価つけたりするものではなく、それこそが道徳をダメにしてることです。

学校こそ究極の道徳レスですよ。

憲法違反の校則つくって、治外法権になってるし。人権侵害に屁理屈つけてふんぞり返ってる。

イジメはないと嘘ばかりついてるが、「嘘つくな」と責めてこられなかった。

たとえば

「ああ、上にはペコペコして、下には、怒鳴ってばかりの人って、嫌だなぁ」って自分が思ったら,自分がそうならないようにするしかないのです。それで…そういう生き方をしない人が増えたら、少し生きやすい人が増えますよね。

そうやって、社会がほんの少しでも良くなるように行動できたら、社会の進化に少し関わったと自負してもいいんじゃないでしょうか?もちろん、天井のない世界です。

たとえば、小学生中学生の妊娠が400名を超える…というのは、これはもう、大人が作ってる社会がまちがってる証拠なんです。

性行為…そのものは善でも悪でもないです。社会によって立場によって、価値が変わるもの。

たとえば、大日本帝国時代は、女性は売り買いの対象で、女郎やに売り飛ばされたら、何をやってもそこから抜け出すことがほぼ不可能でした(次々と借金を背負わされたり…病気になったり)。男性客を相手に性行為を提供させられて、その女性の意志や人権などは、「お金」より低いものなされてた時代が、わずか70年と少しまでの「常識」だったんです。

一方で、上流階層の女性は、その家の跡継ぎを産むことができなければ、これもまた肩身のせまい思いをせざるをえません。(雅子妃を見てたらわかりますよね。すごいプレッシャー)

それで…今は、女性にとってとっても良い時代なのに、なぜ、こんな小中学生が400名以上妊娠…なんて事態になってるかというと、大人が子どもを守れてない…ってことです。

まず、腐敗した性道徳。

女性の合意があれば…とか、女性が悪い、とか女性があしざまに言われるのは、70年前まで、女性が自分で自分の身をまもるしかなかった、女性の人権がなかった時代の自衛防衛策だった話を今持ってきてると思います。

日本国憲法で人権、権利があるのにね、今は。けれど、絵に描いた餅で、大日本帝国時代の意識がそのまま引きずられてる。

人権はあるが、大人の性道徳が崩壊してるし、「何かがおかしいためにレイプが不起訴になってる」ことを知った人たちは、同じように犯罪フリーを行ってると思います。それがとがめられないおかしなことが起こってる。

私たちにできる一つひとつは、まず、小児との性行為や未成年を性行為の対象とした映像、DVDなどの取り締まりの強化をことあるごとに、ブチブチ言い続けることです。

特に小学生が読むまんがのなかで、「偶然、ちかんみたいなことになってしまった、テヘ」みたいな表現があるものには、お母さんでもお父さんでも大人でも、「このようなことは違法である」ということを子どもたちに教えていかなければなりません。

それから…大変、これはわかってもらえないことですが。

「好きだから」

「愛してるから」

性行為して良い…というものの考え方ですね。

これは、ある女性国会議員が不倫したときに、「国会議員の仕事をしていたら不倫は個人的問題」と言った支持者が多く、「そこまで腐敗した道徳観念もってるのか?」と驚きました。

つまり、道徳的には、「浮気」「不倫してないを嘘を言い続ける」など、超えてはいけないものを超えていますが、法律的にはとがめだてされるわけではない範疇。(奥さんが証拠をつきつけて民事で慰謝料請求はできますが)

不倫してる人のものいいとしては、「愛情がある」かのように装いながら、実は打算でなりたってるものなのです。

そういう打算、損得計算をしてると誰しもが、なんとなく後ろめたいために、「愛」という衣装を着せるのですが。

本当に相手を思っていれば愛があれば、意味不明な先行き不透明な、性行為を共有できるでしょうか?

人間はときとして、不幸というゴールしかないものに手を出してしまうのです。

そう、まるで危険とわかってる原発を運転させてしまうような…。暗闇につっこんでいく…意味不明さ。

単に不道徳なだけです(笑)。人の幸せを壊すことがよくできるよな。

さて、子どもたちの妊娠。

これがレイプだったらもう目もあてられないわけです。

レイプされたあとに、病院にかけこんで、避妊するドラッグを処方してもらうこともできない日本。

そして…妊娠出産、それで、シングルマザーには、法律的には保護されることも少なかったのです。

男性にとって優位すぎる社会が70年前のまま残ってしまってる。

そして、娯楽として性行為を表現する商品がちまたに氾濫してる。

だまされてAVに出演させられる女性達を助ける法律がない…って、法の執行者たちがサボってるだけだと思いますよ。

性行為が道楽になってる。でも…原発事故後、くしくも、性病が蔓延しはじめています。

子どもたちには、性行為が妊娠だけでなく、不健康にもかかわる病気にかかわるリスクを教えること。

わかったような避妊の知識で、何も防御できないこと。

いのちを育む責任とれるものだけが、その性行為をする資格を得ることができるのだと教えることはそんなに難しいことではありません。

愛があっても性行為してはいけない(禁止ではなく)、愛していればこそしない性行為もあるのです。

そういうことを理解してる男性たちもたくさんいます。(えてして目立たない)

つまり、どういうふうに、性行為を社会で位置づけるか…という問題であって、誰かの価値観だけで、どうこうできるものではないのです。

子どもを育てられない人は里子に出したり、施設に預けたり、いろんな方法を提案、提供されるべきであり、

親身になって相談にのってくれる機関が必要だと思います。

日本はそういう意味で、今、変わらないと行けないときが来ています。

まず、生きるのに困ってる人が手を上げたら、とにかく助けてもらえる、相談に乗ってもらえる…最初はボランティアではじまってもそれは福祉制度になっていってほしいです。

北欧のどこかでは、出産したら、育児セットのようなものが届くらしいですよ。

日本はまだまだですね。

ネットでしょうか漁れていました→「にんしんSOS東京」

https://nsost.jp/?fbclid=IwAR3sJWJ3ph72Kh2CMptdJRWZlCF4LBM03ObEAUSF4RGPUBphoi4-v7oVz1I

さて、今回のブログのタイトルは「りんごの森」としてますが。

2011年以降、かけはしにも、家を一軒プレゼントしてくださる方がおり、ようやく自前の保養所を持つことができました。

何がいいたいかというと、妊娠出産子育てあれこれで行き場のない女性は一度、連絡をくださいな。

人生だれでも、行き止まりにぶつかることがありますから。

人生仕切り直しに、住まいがあれば、落ち着いて考えられます。とりあえず、光熱費も雪かきの心配もいりません。

それから人生の面倒な抱えごとは、ちょっと整理するお手伝いもおせっかいでできると想います。

体制を立て直す…チャンスはプレゼントできると思います。

亀の甲より年の功。

もちろん、かけはしには、子育てのお歴々というかチェルノブイリの子どもたちまで里子にしていたお母さん達がいますからあれこれ教えてもらえるし、食べるものがないという心配もいらないでしょう。

もちろん、キャパシティ以外に問題はありません。

北海道ですが、家の中は本州よりは暖かいです。

もちろん、住んでいる以上は、冬は水落しはノルマです。

さて、少しだけ「りんごの森」という名前について。

これは保養に来てる子どもたちとお母さん達、スタッフで候補を出して、投票をして決戦投票までして決めた名前。

心優しい青年が、潰される畑から命からがらのりんごとサクランボの苗をもらってきて、移植してくれたのです。

それが昨年、まだ赤ちゃんのリンゴの木が、一つだけ実をつけたのです。

若かりし妊娠…などと冗談を言ってる場合ではないですね。

さて、私は、「リンゴの森」OR「りんごの森」ってどっちだったけ?と発案したお子さんに確認したところ、

「りんごの森、カタカナだと小さい子はわからないから…」って。いやいや、子どもたちはちゃんと、自分より小さい子どものことを考えて生きてるわけですよ。

みんなの生活が苦しくても、自分より困ってる人のために何かできることはあるものです。

「姓」という字はおんなへん。

誰かが、このことについて少し書いていた。

そもそも、昔は、女が家をついでいたから、妊娠出産の問題は、男に支配されない時代があった。

女性達にその意識を取り戻してもらいたい。

info@kakehashi.com

 

 

 

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