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10.152019
実際、日本は壊れつつある
原発事故が起こったあと、取るものもとりあえず、保養…。
多くのボランティアの人たちが動いたと思います。
しかし、国は何も動かなかった。
多くの洪水や災害が起こっても、多くのボランティアが動いても、国は、何も変わらない。
つまり、同じことの繰り返しで、災害対策本部をそのつど立ち上げて、自治体の責任で、チマチマ片付けていく。
その間にも、テレビでは何事もなかったかのように、よくもそんなに笑えるな…という軽薄な番組を流し続けてる。
屋根も失い、ブルーシートの千葉県の人たちに、「次も大きな台風が来るから気をつけてね」
という報道のみ。
夜の10時になって「川が反乱するかもだから、命を守る行動を!」とテレビが叫ぶ。
え?それ、国が言うだけ?
おかしいですね。
世襲世襲で、責任ある地位の人が、何をどうしていいかわからない状態になってるのでしょう。
台東区では、住所がないから…という理由で、避難所に入れてあげなかったそうです。
明らかに憲法違反です。日本人みな平等ですよ。お金があるない、住所があるないで、差別をしてはいけないと。
普通に考えたらわかることですが、上がわからない。
上司が憲法違反を指示してきたらどうしますか?
たとえば、ユダヤ人にビザを発給し続けた杉浦千畝さん。とうぜん日本の外務省にさからっています。
満洲でユダヤ人を列車に乗せて日本に送り続けた樋口季一郎中将。
彼も東条英機に、「五族共栄は嘘なのか?」とねじ込んだと言います。
本当は、ユダヤ人虐殺をすすめてるドイツと同盟結んでいたので、東条はそういう面倒は避けたかったんですよ。
つまり、どんな時代でも、人類からみて、「これは人間として正しい」ってことは、あるんですね。
嵐の夜に、家のない人が避難所に入れなかったら、最悪の場合命を落とすかもしれないな?
ということを、誰も考えないのか?
考えない、問答無用、それが日本人です。
しかし…上からの命令だったから…自分に責任がないか?
といったら、結局は、責任取らされるのは現場の人です。
たとえば、大日本帝国軍のとき。
戦争の最中に、多くのアジアの人を殺しました。
スパイ容疑とかいろんなことで、裁判もなしに、現地の民間人を。
それで、戦争が終わってどうなったかというと、みなB級戦犯、C級戦犯として、中には死刑になった人もいます。
上司にさからえなかった…という言い訳が、時として聞き入れられない。
この世のジャッジはいつも公平とは限りません。
たとえば、卵ひとパック盗んで、一年間、刑務所に行く人もいれば、母子轢き殺して40万人の署名が集まっても、刑務所に行かないひともいます。
この世は不条理がたくさんあります。
けれど、その不条理をたださず、拘泥してきたからこそ、こんな日本になったのではないでしょうか?
駄目なことを命じられたときは、拒否する強さが必要です。
あるいは、失敗してみせる、ボケてみせる弱いフリもできますね。
日本の森林が大量に伐採されてOK!という法案ができ、植樹も義務付けられない。
丸裸の山を見るようになってきました。
私達の、天候、気候は、自然がつくってるものです。
このような山を切り払って動物たちはどこで食べ物を手に入れたら良いのでしょう?
コンビニですか?
メガソーラーが設置され、大量の枯れ葉剤がまかれています。
それが地下水汚染となって、誰かを苦しめないか?
土壌微生物、海中の微生物と空気中の微生物のやりとりが、雲をつくり天候をつくってる。
人間が自然破壊した結果が、そのまま天候になってると思います。
福島県や宮城県の高汚染地帯の洪水がどんなに危険で、その泥を払う作業がさらにどんなに危険なのか…。
ヒロシマ・ナガサキに比べて大丈夫です…という嘘が、事故から8年以上たって、引き返せない所まで来ています。
汚染水タンク、浸水しなかったんでしょうか?
流れ出したフレコンバック。
低汚染の洪水は大丈夫なんでしょうか?
どうせ、彼らは大丈夫しかいわない。
いわゆる無能な上司、あるいは責任のない誰か…。
復興などせず、このまま立ち去ったほうがいい土地が広大にできてる。
ここらへんで、「日本の嘘」を一度止めませんか?
そして、緊急事態の予防をする省庁が必要ですね。
恐ろしい洪水に使ってしまったひと、たとえば、タイの洪水のときは、1週間後に亡くなったといいます。
あちらの場合は感染症でしょう。
どうか被害にあわれたかたは、片付けで体力を消耗するよりも、まずは自分の養生を最優先に。
ボランティアも大切ですが、本来、それは公共がすべきことであることを、心構えとして持つことです。
そして、公共が本当に貧しいならともかく、この災害の最中に公務員の給料の値上げが決まり、首相は、台風が来る前には、フレンチ料理を召し上がったそうです。
小泉環境大臣も、「ステーキ食べたら駄目なのか?ベジタリアンにならないといけないのか?」と、苦言を呈していましたが。
心構えからして、違う。
何があればボランティアと自衛隊がやっておけ、という国。
成長できないまま、国が壊れているのがよくわかります。
壊れて…再生できるのかどうか、そこじゃないでしょうか?
何度も何度も同じことの繰り返し。
(樋口季一郎中将のことを少し。彼は東条英機に逆らったため、北方警備という左遷になります。つまり北海道担当。
それで、とても有能な人でしたので、日本が敗戦を受け入れた8月15日、サハリンと千島列島から旧ソ連軍が上陸してくると想定して、闘いをして、なんとか、サハリン、北方領土で、旧ソ連軍の進軍を止めました。大本営に逆らって。もちろん、大きな犠牲が出ていますが。時間切れで北海道に上陸できなかったのです。スターリンは北海道の半分をもらうとアメリカと約束していたので、むちゃくちゃ怒って、樋口季一郎を戦犯として差し出せと言ってきます。そのとき、満洲で助けてもらったユダヤ人たちが、アメリカに働きかけて彼をスターリンに渡すことを、辞めさせました。
アメリカ軍が樋口さんを訪ねていったとき、トタン屋根の掘っ立て小屋に住んでいたのでびっくりしたといいます。冷や飯を食らう…というのはまあ、仕方ないとしても。
日本がその後、この北方領土で旧ソ連を止めたのは大本営の手柄のように、靖国神社の遊就館で語ってるのには、あいた口がふさがりません。そもそも、なんで、アメリカ軍が樋口さんを訪ねていったか…。
それはアッツ・キスカ島というアリューシャン列島の2つの島を日本軍が占領していて、一つの島は、全滅。もう一つの島は、大本営が自決命令をだしたのです。このとき、樋口さんが大本営にさからって、アル種の作戦をたてて、のこった一つの島の日本軍全員をアメリカ軍にみつからないうちに撤退させることができたのです。
それで…何がいいたいか、というと。
アメリカ軍が樋口さんを訪ねたのは、「あのとき、どういう作戦だったか教えてほしい」ということなんですよ。
つまり、何度も何度も、同じことの繰り返しをする日本人がいかに、戦争などできるほど合理的頭脳ももたず、災害も毎回同じようになすがままで、体育館で雑魚寝。
そういう、田舎政治はもうたくさんだと思いませんか?
今度戦争やっても、前の負けの分析もできてないから、また精神論で、どことやっても負けるでしょう。)
つまり…ですよ。
問題解決能力がない。
今の日本は。
問題隠蔽能力が高度ですが。
イタリアの避難所に比べたら、月とスッポン
スフィア基準ってなに?雑魚寝はもうありえない
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コメント (2)
心を強く作るには何が大事かと、最近考えるようになった。
地元のお祭りで、飲食のお店を出すことに成った。
試食を作ってくれたのは、海外青年協力隊に行っていた男性。
おばちゃん・おばあちゃんたちは、彼の料理を褒める・褒める。
でも、素人料理の下の上か中の下くらいのレベル。
私が赤字に成っては困る。主婦のめがねにもかなう様修正の提案をしたら、
その男性に恨まれるし、おばちゃんたちには白けられるし、散々だった。
困る前に、困らないように気になることを言うと、煙たがられ・嫌われる。
助けの手とは思わずに、マウントしてくるやな奴と認識するみたいだ。
持ち上げてもらわないと、人格否定されたみたいに感じる脆弱な心を持つ人が、意外に多い気がする。
強い心が有れば、誹謗と提案を聞き分けることが出来るだろうに。
強い心が有れば、放射脳という揶揄に、悪いか?!どこが悪いか言ってみろ!と、居直れる。
どうしたら、強い心を持てるのだろうかと、思い悩む。
ヤソさん、お疲れ様!です。強い弱い、もあるかもしれませんが、幼い…ということもあるかもしれません。
閉ざされた世界の中で、成長し続けることを忘れてしまって。
それで、その人たちが、老人ホームなどにはいるときは、またおこちゃまでみな困るという、悲鳴があちこちから聞こえてきます。
「こうしてほしい」ばかり。日本社会の悩みです。
おいしくないものはおいしくないよなぁ。どう賛辞を送っても。