2008年里親訪問>>

●障害を背負わされた子供達

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同じ年齢の子供達より、首一つ成長が遅れていたリューバ。

重い腎臓の障害を抱え、頭蓋骨が成長できないと言われても、リューバはともだちのあとをひょこひょこと追いかけては転んでいた。

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同じような子供を持つ母親達から、薬を送って欲しいと頼まれたが…放射能が傷つけたDNAを修復してくれる薬など

まだ人類は持ち合わせてはいない。

生みの母親に捨てられ、養母の愛情だけが頼りだ。

しかし、彼女たちのようにもう次世代を生み育てることが難しい子供達が目立つようになってきた

 

●施設の子供達

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強制移住させられた子供達の子供達

発達障害、成長障害、内臓の病気、適応行動の異常など

家庭で育てることを放棄された子供達が

孤児院の中で半数以上を占めていた

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ベビーカーが車いすの代わり

お散歩のとき、みんなといっしょに行動できないので、

ベビーカーに乗せられた子

 

●増える心臓病

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若い人の心臓病死が増えているという。

不気味なできごとを、病院の院長は放射能のせいだといえる

権利を保証されてはいない。

案内してくれたスモルニコワさんの娘婿は、学校に入る前の子供達を残して、やはり心臓病で急死してしまったと。

わずか1ヶ月前に。悲しみをこらえて、私たちを案内してくれた。

 

●チェルノブイリから8kmの廃村

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うち捨てられた廃屋

チェルノブイリから30km圏内の人々は、強制移住させられ、人々は何もしらされないまま、バスに乗せられ、適当な土地で降ろされ、新しい生活を勝手に始めるように言われた。

社会主義ならではのエピソードだが、国土の広い旧ソ連ならではの話。

日本ならどこへにげるだろうと思いつつ。

このような汚染された廃屋のパーツを盗んで売ったり自分の家の修理に使ったりする人がいて、放射能の散逸が恐ろしい。

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放射能検知器が止まった

ほら、早く逃げないと、いつまでもこんなところにウロウロしているんじゃないよ!と言わんばかりに、検知器が止まってしまった。

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かつてここに生活があった

家が家主たちをなつかしみ、悲しんでいる。

そこで生まれ育ち、笑い、泣き、けんかして、成長してきた。

努力のあとも、がんばりも、未来の希望も、家族の健康も

すべて一瞬に消えたあと。

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